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POWER CONNECTION BASICS

ここでは電源接続に関する基本的な情報や注意点を載せています。 電源トラブルに起因する故障は保証の対象外となりますのでご注意ください。一番大事なのは正しい方向でモジュールと電源を接続することですが、 ページの最後に、それ以外の電源関連の注意点も載せていますので、最後までお読みください。また個別のモジュールに関して、接続方向が分からない場合にはモジュール基板上の電源接続部分の写真を添付して、 store@clockfacemodular.com までご連絡ください。





■-12Vを合わせて接続しましょう

自分でユーロラックの電源にモジュールを接続し、モジュラーシンセを組んでいく時には正しい方向で電源を繋がなければなりません。そのためには、「印のついている、-12Vの側を合わせて繋ぐこと」が大事です。 正しい向きで繋がないとモジュールや電源が故障することがあります。また向きを間違えたモジュールではなく、同じ電源上の正しい向きで繋がっている他のモジュールを故障させることもあります。


■ユーロラック電源で使われる電圧

ユーロラック電源は、電源モジュールやバスボードを介し、最終的には16本のピンを通して電圧を供給します。16本のピンはそれぞれがペアとなって2X8列の形で並んでいます。



上の写真はバスボード上の16本のピンですが、写真を見ると分かるように12V、-12V、5Vの電圧が供給されており、各モジュールはその3つの電圧を使って上手く動くように設計されています。"GND"(グラウンド)は0Vに対応します。また"CV"、"GATE"を使って電気をやりとりするモジュールもたまにありますが、電源供給の話とは無関係と思って大丈夫です。大事なのは12V/-12V/5V/GNDです。

この16ピンに繋ぐリボンケーブルですが、16ピン以外に10ピンのものもあります。その場合には、-12Vの側に寄せて10ピンケーブルを挿すことになっているので、モジュールと繋がらない6ピン分に当たる"5V"、"CV"、"GATE"は使用していません。

※5Vは一部のモジュールのみが使用するため、5Vを供給しない電源もあります。そのような電源で5Vが必要なモジュールを使用する場合は、このようなアダプターを、5Vを使いたいモジュールと同じ電源に接続してください。

この16ピンとモジュール基板上のピンを、モジュールに付属してくるリボンケーブルで接続します。 接続方向に注意しなければならないのはこの時です。一番間違いないのは、-12V同士が正しく繋がるように接続することです。そのため、バスボードやモジュール基板上には、大抵の場合-12Vを示す印がついています。印は、白い線だったり、"red stripe"や"-12V"と文字で書かれていたりします。バスボードやモジュール基板上で、-12Vがどのように示されているかを見てみましょう。


バスボードでの-12V


バスボードにも基板状になっているものやケーブルで電圧を分岐するフライングバスボードなど色々あります。

 
この場合は、バスボード上の-12V側が白い線で示されています。10ピンリボンケーブルなので、上に書いたように5Vは使用しないモジュールが繋がっています。


フライングバスボードでは、-12V側に色がついています。


モジュール基板状での-12V



"red stripe"が-12Vを示します。

 
太い白い線で-12Vを示しています。


リボンケーブルでの-12V


上の写真で分かるように、リボンケーブル内で-12Vの通り道は大抵の場合、赤いストライプで示されています。なので、バスボード上の-12V側と、モジュール基板上の-12Vの側に赤いストライプが来るようにリボンケーブルをつけてやればほぼ大丈夫です。

少し厄介なのは、リボンケーブル上の-12Vの示し方も完全には統一されていない所です。大体の場合が赤ですが、たまに青の場合があります。どちらも-12V以外の線はグレーになっています。またメーカーによってはレインボーカラーのケーブルを使用していることもあります。一番厄介なのは、とても稀ですが、当店では扱っていないメーカーでは-12Vではなくその逆側を色で示している場合などもあります。

そういった場合には、とにかく「バスボードとモジュール側で-12Vをキチンと合わせて繋げる」という原則に従って接続してください。


■正しく接続できているか確認するには?

正しく接続できているか、電源を入れずに簡単に確認する方法はありません。ミスを防ぐには全てのモジュールについて必ずダブルチェック、トリプルチェックしてください。逆接続以外にも、ピンを1列ずらして接続したりしていないかについても確認してください。

正しく接続できている確信が持てるようになったら、電源を入れてみます。この時にはLEDのチェックが役に立つことがあります。LEDやディスプレイつきのモジュールで、点灯しているべき箇所が点灯していなかったら逆接続のミスをしている可能性があります。また、各電圧がキチンと供給されているかを示すLEDが電源についている場合には、それらが全て点灯しているかをチェックしてください。異常がみられる場合はすぐに電源を落とし、接続について確認しなおしてください。


電源上のLEDの例。どれか一つでも消えている場合は異常があります。


■その他の注意点

接続の向き以外にも、次のような点に注意して電源トラブルを避けてください。
  • 許容量は余裕を持って守る: 電源は使用できる電流量の形で、12V/-12V/5Vのレールごとにキャパシティが決められていることが多いです。許容量に近い状態で使っていると、電源が熱を持ったり、ノイズが増えたりといったことが起きやすくなります。また起動時にスパイク上の大きな電流が流れることで一時的にキャパシティを超えたりといったことも考えられますので、電源の許容量は余裕を持って守ってください。電源にもよりますが、目安として許容量の6〜7割まできたら注意してください。
  • 電源に接続し、正しい位置に配置してから電源を入れる: 電源が入っている状態でモジュールを接続するのはおやめください。
  • 電源以外のピンに要注意: モジュールの基板上には、電源ピン以外にも他のモジュールと繋げたり、内部のファームウェアのプログラミングの為のピンなどが出ていることがあります。これらのピンとバスボードの電源ピンなどが接触すると故障の原因になりかねません。電源以外のピンの接触に気をつけて下さい。
  • ケーブルのダメージに要注意: リボンケーブルやフライングバスボードの被膜が剥げてきたりするとショートなどの原因になります。被膜が少しでも剥げてきたら交換してください。
  • 基板を手で触らない: 人間の手も電気を通します。また静電気などが回路を壊す可能性もありますので、基板を手で触らないようにしましょう。