カテゴリー

MODULAR WORDS

商品の解説や、マニュアルを読んでいるときに出てくる言葉の説明です。
今後も追加予定!

1V/Oct (1ぼるとぱーおくたーぶ)

オシレーターの音の高さ(ピッチ)をコントロールするCVインプットとその単位のこと。 電圧が1V上がるとピッチが1オクターブ上がるような単位です。他の単位では1V電圧が上がると一定の周波数だけピッチが上がるようなHz/Vや半端な0.32V/Octなども存在します。 ユーロラックのオシレーターは大体この単位なので、ピッチのコントロールインプットには1V/Octと書いてあります。

またフィルターも自己発振により音を出している時は、カットオフ周波数に従ってピッチを変化させることができるので、このカットオフ周波数を音階に従って動かせるよう、1V/Octの単位のFMインプットがついていることもあります。


Audio Rate (おーでぃおれーと)

LFOなどの周期をどんどん短くしていくと、モジュールによってはそのLFOの周波数が可聴領域まで上げられることがあります。こういうときに、このLFOはオーディオレートでモジュレーションしているといいます。

オシレーターはもともとオーディオレートの電圧信号を出すものなので、オーディオレートで動くLFOとして使えることが多く、またピッチを下げていくと周波数が可聴領域より下がり、通常のスピードのLFOとして使えるものも多々あります。

また色々なCVインプットにオーディオレートのCVを入れると意外な化学変化を起こしやすいです。シーケンサーのクロックに、スイッチのゲート入力に、オーディオシグナルを入力することでピッチシフトやウェーブシェーピングが行えたりします。


Attenuator (あってねーた)

CV入力の強さ(モジュレーションアマウント)や、オーディオシグナルの強さを調整するような働きをする機能やモジュールのことで、単純なものですが不可欠です。ノンモジュラーでもLFOやエンベロープのモジュレーションをかける強さを調整するノブがありますが、あれに相当します。CV入力にアッテネータがついていないモジュールもよくあるので、その場合はアッテネータモジュールを別に使ったり、強さをシグナルのソースの方で調整したりします。 →Attenatorカテゴリー商品


Attenuverter (あっていんばーた)

アッテネータと同じく、CVインプットに入ってくる電圧の強さを調整するような働きをします。ただしアッテインバータの場合は、CVを逆さまに(マイナス)にすることもできます。ノンモジュラーシンセでもエンベロープが逆向きにかけられるアマウントノブがありますが、あれに相当します。アッテインバータがついていないモジュールもよくあるので、その場合はアッテインバータモジュールを別に使ったり、強さをシグナルのソースの方で調整したりします。


AC Coupling (えーしーかっぷるど)

直流のシグナルを除去するような回路のこと。主にオーディオの入力のみを想定しているモジュールで使われます。


Bipolar (ばいぽーらー)

プラスとマイナス両方、2方向の意味。アッテインバータはバイポーラーなアッテネータです。反対語はUnipolar。


Bus Board (ばすぼーど)

各モジュールに電気を供給するための配電盤です。緑や黒色が多いです。

gate

ケースの奥に固定されているバスボード。固定の必要がなく、ケーブル状になっているFying Busboardというものもあります。




Bus Connector (ばすこねくたー)

バスボードやモジュールをつなぐリボンケーブルの両端のコネクター。 コネクターの説明についてはリボンケーブルの項をご覧ください。


Clock (くろっく)

等間隔の時間の短いパルス波シグナルをクロックといいます。またそのようなシグナルを作るモジュールをクロックジェネレーターなどと呼びますが、電圧の動きとしては同じLFOのパルス波で代用もできます。クロック信号をシーケンサー間や他のアナログ機材と共有することで、それらを同期させることができます。またMIDIクロックをCVへ変換するような機材は、MIDIクロックのBPMに合わせてクロックを出力します。

またモジュラーでは、クロックは全体の同期だけではなく、もっと色々な場面で利用できます。もともとのクロックを クロックディバイダー クロックマルチプライヤー等に通し、色々なモジュールに送ることで、色々なリズム、時間スケールでシーケンサーなどを動かすことができます。

短いパルス電圧なので、そのままエンベロープやドラムをトリガーするために使うことも可能です。またクロックモジュールによっては、等間隔でなくスイングをかけられたり、CVでコントロールできたり、長く持続するゲート信号の形でシグナルを出すことができるものもあります。→Clockカテゴリー商品


CV (しーぶい)

LFOやエンベロープ、シーケンサーからのアウトプットのようなコントロール(モジュレーション)用の電圧シグナルのことです。モジュラーの中を走る電気はこのCVシグナルとオーディオシグナルのどちらかとして使われており、モジュラーはこの2つのシグナルを、様々なモジュールの間で最大限自由に行き来させることができるのが最大の魅力です。オーディオシグナルをCVとして使うこともできます。CVについてはぜひHow To Modularページも参照してください。


DC Coupled (でぃーしーかっぷるど)

CVを処理する回路に用いられる、直流の電圧を除去せず、そのまま処理するような回路。

またミキサーやVCAなどオーディオを処理すると思いがちなモジュールでも、CV同士もミックスしたりコントロールできるようにDCカップリングしているものが多いです。MOTUのようにDCカップリングのアウトプットを持つオーディオインターフェースは、オーディオ信号以外にCV信号を出力することができます。


Divider (でぃばいだー)

クロック信号等のパルス波を2回に1回、3回に1回・・・等「間引く」ことで、半分や1/3のスピードのクロックを出したりすることのできる機能/モジュール。


Envelope (えんべろーぷ)

トリガーやゲートシグナルなどをきっかけに始まる、上昇してから下降してくるようなCVをエンベロープといいます。上昇しきるとすぐ下降するようなエンベロープをADエンベロープ、ゲートシグナルが持続している間は電圧がサステインレベルでキープされ、ゲートシグナルが0になると下降していくようなエンベロープをADSRエンベロープといいますが、モジュラーではADSRではなくADエンベロープモジュールもたくさんあります。ADSRよりも更に複雑なエンベロープを作るには多数のADエンベロープから作った方が簡単な場合もあります。

またエンベロープを自動的にループさせることでLFOとして動作させるような機能がついているエンベロープジェネレータモジュールも多く存在します。 →Envelopeカテゴリー商品


Euclidean Sequencer (ゆーくりっどしーけんさー)

ゲート/トリガーシーケンサーの種類の1つで、ノブやCVでパターンを変化させることができます。

ユークリッドシーケンサーは、世界最古のアルゴリズムである"ユークリッドの互除法(割り算により最大公約数を求めるアルゴリズム)"に従ってパターンを作り出して出力します。ループの長さと、1ループでのビート("ON")の数を決めると、最大公約数を求める2つの数が決まり、特定のパターンが生み出されます。このアルゴリズムによって、民族音楽で用いられているようなリズムパターンのかなりの割り合いを作ることができるそうです(論文にもなっています)。これに加えて、ループのスタートポイントを変えられるとさらに多くのパターンを生み出すことができます。

これらのコントロールをノブとCVで可能にしたモジュールがユークリッドシーケンサーモジュールです。GridsのユークリッドシーケンサーモードやPamela's Workoutの別ファームウェアなどで行うことができます。


Filter (ふぃるたー)

シンセサイザーで音色を変化させるための一番ポピュラーで強力な機能の1つ。またモジュラーの世界では、ローパスフィルターモジュール以外にも、ローパス/ハイパス/バンドパス/ノッチなどを切り替えたりモーフィングできるマルチモードフィルターや、2つのフィルターを内蔵して組み合わせてパッチできるようなフィルターも存在します。沢山の選択肢があり、実際音も異なります。有名なフィルターを参照していても、使っている回路パーツ等でも音は違ってきます。

モジュラーの場合は他にもFMウェイブシェイピングローパスゲートといった様々なシンセサイズ方法があり、それらを好きに組み合わせることができるのも魅力の1つでもあります。→Filterカテゴリー商品


FM (えふえむ)

Frequency Modulation。オシレーターの音程やフィルターのカットオフなど、周波数を変調/コントロールすること。オシレーターやフィルターにはほぼ必ずFMインプットがついています。 "1V/Oct" インプットも意味的にはFMですが、オシレーターやフィルターにはさらにもう1つ以上FMインプットがついているのが普通です。

また、1つのオシレーターの出力をCVとして、他のオシレーターのピッチをモジュレーションするような、特定のFM手法を"FMシンセシス"と呼んだりします。


Gate (げーと)

「ゲート信号」はCVの1つで、瞬間的にある高い電圧にジャンプし、戻るときも一瞬で0に戻るような信号のことです。例えば鍵盤の「オンとオフ」を表現する電圧信号など、何か2つの選択肢の切り替えのようなことをするときに使える形のシグナルです。

細かく言うと"GATE/CV"というように分けて書いたりしますが、パッチングしていく上ではGATEもコントロールするための電圧(CV)の1つに過ぎません。そのまま電圧の値を数字として使うのがCVで、ONとOFFの2状態のデジタルなシグナルとして利用されるのがゲート信号です。
gate

ゲート信号




Inverter (いんばーたー)

シグナルを、上下逆さまに反転する機能。マイナスの電圧ならプラスに変換します。アッテインバータはインバーターとアッテネータを合体した機能のことです。


LFO (えるえふおー)

周期的に変化するCVを生み出す機能/モジュール。周波数レンジが広いオシレーターは、周波数を下げていくとLFOとして使えたりすることが多いです。エンベロープは0から上がって0に戻るようなシグナルですが、LFOはプラスの電圧からマイナスに移り変わるようなシグナルになります。クロックに同期できるものやお互いがモジュレーションを掛け合うようなモジュールも存在します。


Logic (ろじっく)

典型的には、GATEのようなON/OFFを表せるようなシグナルをひとつ、もしくは複数入力し、決められたロジックに従ったシグナルを出力するような機能/モジュールです。単純な例でいうとOR(または)やAND(かつ)などのロジックを使います。クロックやゲートシグナルのシーケンスを入力して、新しいリズムパターンなどを作り出すのにも使えます。


Low Pass Gate (ろーぱすげーと)

主に音色のシェイピングや独特なVCAとして使うことができる、モジュラーならではの音色合成機能/モジュールです。
フィルターが東海岸のMOOGなどのシンセの中心に存在していたのに対し、Low Pass Gateは西海岸のBuchla等に重宝されてきた歴史があります。

LPGは、
  • 入力されるオーディオシグナルのゲインによって特性が変わるような特殊なフィルター
  • 光によって抵抗値が変わる抵抗を用いた「バクトロール」という特殊な回路
を組み合わせて構成されています。これにゲート信号やエンベロープを入力すると、LPGのゲイン/フィルターが上昇/開き、すっと戻っていきます。この間、フィルターの特殊性のおかげで音が大きくなってから0になるまでの間の周波数特性は刻々とその時点のゲインに従って変化し、またバクトロールの特性のおかげで独特のディケイ感のある音(Ringingなどと呼ばれます)を得ることができます。この自然な減衰感はボンゴ等のパーカッションや弦を弾くような音を作るのにとても向いており、LPGで作ったボンゴ音はLPGを開発したBuchlaにちなんで"Buchla Bongo"などと呼ばれたりします。

このようにもともとのLPGは、VCAとフィルターの両方の性格を持つような機能でしたが、バクトロールの使われ方が進化/多様化し、フィルター的性格が強いもの(Make Noise MMG)からエンベロープのようなCVの生成/変調が得意なもの(SSF Positronic Transient Gate)まで、様々なタイプが現れています。

これらのモジュールにもバクトロールが使われているので、広い意味で"Low Pass Gate"と呼ばれることがあります。バクトロールの反応特性はとても音楽的なので、色々な目的で取り入れられている訳です。ボンゴサウンドのような独特の減衰音が欲しいのであればOptomixが向いています。

バクトロールは光の源を黒い箱に入れ、回路基盤にくっつけて作るので特性に個体差が大きく、また機種によってはディケイ時に非常にごく微小な高周波成分が数分続くこともあります。それも味のうち、という人が多いですが、もし気になるようであれば後段に通常のVCAを入れてカットする等してください。→Low Pass Gateカテゴリー商品


MIDI - CV/Gate変換

MIDIで演奏データを送る場合、それをCV/Gateのシグナルに変換するモジュールや機材が存在します(Mutable Instrumets Yarns など)。このような機材では、1つのMIDIノートを
  • ピッチ情報を表すCV。このCVはオシレーターの1V/Oct入力に入力して、MIDIの音階通りに鳴らすことが可能です。
  • MIDIノートのオン、オフを示すGATE。ノートオンで電圧が0Vから突然増え、ノートオフ時に瞬間的に0Vに戻ります。
の2つの電圧で表現するのが一般的です。またMIDIコンバーター製品ではMIDIクロックをアナログクロックに変換して出力してくれるものも多くあります。


Multiple (まるちぷる)

電圧シグナルを複数方向に送り出したいときに使う機能/モジュール。入力を1つもち、それと同じシグナルを複数のアウトプットに出します。またTiptop stackableなど、モジュールではなくてケーブル等でマルチプルすることもできます。

電力を消費しないマルチプルに対して、電力を使うBuffered Multiple (バファードマルチプル)もあります。こちらの方がシグナルが減衰しなかったり、入力シグナルをLEDでわかりやすくチェックできたりする機能がついていたり、地味ですが役立ちます。通常のマルチプルでも減衰が気になる局面はさほどありませんが、正確に音階の電圧を入れたいピッチCVなどにはBuffered Multのほうが良いかもしれません。→Multipleカテゴリー商品


Multiplier (まるちぷらいやー)

ディバイダーの逆で、入力されるクロック信号の間隔を1/2、1/3等として、より「忙しい」クロックを作り出す機能/モジュール。名前は似ていてもマルチプルは別物の機能です。


Noise (のいず)

オシレーターのように回路から周期的な信号を出すのではなく、細かくランダムに震える信号を生成する機能/モジュール。全ての周波数を均等に含む"ホワイトノイズ"をベースに、それにフィルターをかけたノイズ音等を出せるモジュールも存在します。 →Noiseカテゴリー商品


Normalization (のーまりぜーしょん/〜に内部結線された)

ジャックにパッチングされていない時でも、内部的にどこかに繋がっていること。

例えば、Intellijel Korgasmatronなどでは、BチャンネルのFM2インプットに何もパッチングされていない時、AチャンネルのFM2インプットへパッチングされたシグナルがBチャンネルのFM2インプットにも適用されます(もちろん強さは別々にコントロールできます)。

これは、「フィルターBのFM2インプットがフィルターAのFM2インプットにノーマライズ(内部結線)されている」と言います。フィルターBのFM2インプットにフィルターAとは違うCVをパッチングすると、そのノーマリゼーションは解消され、フィルターAとフィルターBのFM2インプットは独立に動くようになります。


Offset(おふせっと)

ずっと一定値になっているような電圧のこと。こういう電圧を入力として使うような使い方をするモジュールも存在します。もちろんマイナス電圧を出すことも可能です。


Oscillator (おしれーたー)

周期的に変化する電圧シグナルを作り出す、シンセサイザーの第一の音源機能/モジュール。ゆっくりと変化するものはLOW FREQUENCY OSCILLATOR(LFO)と呼ばれ、音ではなくモジュレーションに使われます。何もつけずにオシレーターとだけ言うと通常は音源としての機能を指します。ウェイブシェイパー が搭載されていたり、デジタル的に音を発生することができたり、モジュラーの世界でのオシレーターはノンモジュラーの世界よりもとても多様でモジュレーションされるポイントも豊富です。→Oscillatorカテゴリー商品


Quantizer (くぉんたいざー)

連続的に変化するCVを、ある飛び飛びの値に寄せるための機能/モジュール。主に音階に合ったピッチCVを作るために使われます。オシレーターの1V/Octインプットへの電圧を12音階の間隔にあわせたいときは、1度クォンタイザーを通すことで、12音階の間隔に合ったピッチCVに寄せてくれます(全体のチューニングはオシレーターのピッチノブを調整します)。クォンタイザーの使用例はHow To Modularページをご覧ください。→Quantizerカテゴリー商品


Ribbon Cable (りぼんけーぶる)

バスボードからモジュールをつないだり、エキスパンダーとモジュールをつないだりするためのケーブルです。
両端のピンの数は10ピンと16ピンがあり、ケーブル自体は10ピンでも、接続の都合上16ピン(バスボード側)⇔10ピン(モジュール側)となっているリボンケーブルも多いです。
gate

リボンケーブル。上が16ピン⇔10ピン、下が16ピン⇔16ピンです。モジュールとバスボードをつなぐのはこの大体2タイプのどちらかで、モジュールに付属しています。画像にはないですが10ピン⇔10ピンもあり、モジュール間をつないだりするときに使います。

リボンケーブルは、赤いストライプの入った側が上の図の"-12V"に対応します。この向きを絶対に間違えないでください。故障の原因になりますし、電源トラブルに起因する故障には保証も効きません。


Sample and Hold (さんぷるあんどほーるど)

変化し続けているCVをサンプル入力とし、もう1つの入力としてトリガー信号を受けると、トリガー信号を受けた瞬間にCVの電圧値をキャッチし(Sample)、次にトリガー信号がやってくるまで、出力からその値のCVを保っている(Hold)ような機能/モジュールです。

サンプル入力にランダムなCV、トリガー入力として早めのクロック信号を入れ、出力されるシグナルをオシレーターのピッチに入れてロボティックなフレーズを作るというのはサンプル&ホールドの古くからある使い方です。また、エンベロープをトリガーするタイミングでのみ、オシレーターのピッチを変化させたい(エンベロープの途中で音程を変えたくない)という時にはピッチCVをサンプルCVとして入力、同じトリガー信号をサンプル&ホールドにも入力し、そのアウトプットをオシレーターの1V/Octインプットに入力すれば実現できます。ほかにも思いもかけない場面で使うこともできる、モジュラーらしい機能です。→Sample and Holdカテゴリー商品


Sequencer (しーけんさー)

クロックを受けるたびに出力する信号を変える機能/モジュール。クロックが進むごとに出すCVをつまみで設定するCVシーケンサーと、クロックが進むごとにゲートのON/OFFを切り替えるゲート(トリガー)シーケンサーに分けられ、両方の機能がついているシーケンサーやCVのチャンネルが複数あるシーケンサーもあります。

モジュラーではいくつかのシーケンサーを違うクロックタイミングで動かすなどして、シーケンサーのもつステップ数よりも長いフレーズや変化をつけていくことが簡単にできます。→Sequencerカテゴリー商品


Slew Limiter (するーりみったー)

単にスルーとも呼ばれます。入ってくる信号の、変化の度合いを緩める働きをします。そのため、ゲート信号などを入力すると、台形形のエンベロープを生成することができます。変化の度合いを調整でき、さらにCVでコントロール可能なものが多いです。また、クォンタイズされたピッチCVを入力すると、ピッチの変化が緩やかになるので、オシレーターにグライド(ポルタメント)をさせる時にも使用します。 →SLEWカテゴリー商品


Self Oscillation (せるふおしれーしょん/自己発振)

何の入力もされていないフィルターで、レゾナンスを上げていくとフィードバックによってサイン波に近い音が発生することが多いです。これを自己発振音といい、ピッチはカットオフ周波数になり、立派な音源として使用可能です。フィルターによってはカットオフ周波数を極限まで落とし、LFOとして使用することができる場合もあります。


Switch (すいっち)

入力元のジャックや出力先のジャックを、CVやゲートシグナルによって切り替えるようなモジュール。シーケンサーの中にはスイッチモジュールと同様なことを行う回路がたくさん組み込まれています。1つあるととても便利です。


Saw Core (そう こあ)

例外はありますが、オシレーターの発音方式にはSaw CoreとTriangle Coreの2つがあります。 Saw Core はその名の通りノコギリ波をまず生成してから他の波形に変換してサイン波等他の全波形を作り出すのに対し、Triangle Coreは三角波を出発点にします。波形としては三角波のほうがサイン波に近いため、一般的には精度の高いサイン波を出すのはTriangle Coreの方が得意で、澄んだハイファイ感のあるアナログ音志向です。特にFMも綺麗な音になります。

ビンテージ感のあるアナログサウンドや汚れたFM音にはSaw Coreがハマりやすいかもしれません。


Triangle Core (とらいあんぐる こあ)

Saw Coreをご覧ください。


Trigger (とりがー)

ゲート信号のゲートタイムを非常に短くしたパルスシグナル。ADエンベロープを開くタイミングの合図や、ドラムモジュールをならす合図等に使います。


Unipolar (ゆにぽーらー)

一方向の。バイポーラーの反対。


VCA (ぶいしーえー)

増幅率(アンプのボリューム)をCVコントロールできるアンプ。シンセの最終段につかい、増幅率をエンベロープでコントロールすることで、音が出始めてから消えるまでボリューム変化を担います。

また、モジュラーの世界では、VCAにCVを入力し、CVをCVでコントロールするためにも頻繁に使います。早いLFOをVCAのシグナルインプットに入力し、遅いLFOをVCAのCVインプットに入力すると、強さ自体にゆるやかにLFOがかかったLFOを作れます。→VCAカテゴリー商品


Waveshaper / Wavefolder (うぇーぶしぇいぱー/うぇーぶふぉるだー)

入力されたシグナルに対して、様々な回路を使って倍音を足していくような機能/モジュール。シェイピングのためのパラメータがCVでコントロールできるようになっていることが多く、アナログでの音色合成としてはかなり多様な音を生み出すことができる手法の1つです。使い方や設定によってはディストーション/サチュレーションのように聴かせることも可能です。→Waveshaperカテゴリー商品


Wavetable(うぇーぶてーぶる)

オシレーターのデジタルなシンセサイズ方法の1つ。三角波やノコギリ波などの代わりに、周期的な波形をあらかじめデータとしてたくさん用意してメモリーに並べておき、それらの間を移り変わることで出力される波形もモーフィングします。波形データの並べ方は1次元状だけでなく2次元や3次元に並べられていることもあり(ベクターシンセシス)、メーカーのコンセプトやセンスが出るところです。